わたしは何故生きるのか

過去を振り返って「後悔」することがあるかもしれません。
それを引きずって生きていくこともできますが「後悔」は消えません。
これからの人生を「どう生きるか」によって、過去の人生がまったく異なった人生として見えてきますし、自分が死ぬまでその可能性は開かれています。
すなわち「生まれてきて良かった」と思えるかどうかは、これからどう生きていくかにかかっているのです。

たとえ苦しかった出来事や人生の失敗に対して「後悔」の念があったとしても、それらを背負って生き抜いて、ここまでやって来た自分に対して「よくやってきたな」「これでよかった」と思えればいいのです。
「よかった」と思えるのは、過去の「後悔」する人生を土台に懸命に生きてきた結果ですから、今は過去の出来事を「あんなことがあって良かった」と思えるようになるのです。

それゆえに「わたしは何故生きるのか?」という問いに対する答えは、「わたしは生まれてきて良かったと、心の底から思えるようになるために生きるのです」と言いたいのです。