やさしさが老化を抑えます

「心はいろいろなことに影響をあたえるかもしれないけど、お肌は別でしょう。私は人に親切にしているけど、それでもシワはあるわ。シワは普通の老化現象でしょう」という女性の話しを聞いたことがあります。
でも、恥ずかしい思いをすると顔が赤くなりますし、心配のあまり白髪になってしまう人もいます。
ストレスで老け込んでしまう人もいれば、いつも怒っていると眉間にシワが刻まれます。
これらは、感情が目に見える形で体に影響した結果です。

ちょっと意外なのが、一酸化窒素は健康な血圧を維持するのにかかせないということです。
血液循環を健全に保ち、血液や栄養分が筋肉・皮膚・肺・脳に届くようにするために欠かすことができないのだそうです。
ただし、一酸化窒素も年齢と共に濃度が下がります。
一酸化窒素の減少は、運動の後に筋肉の回復が遅くなる一因でもあります。
筋肉に十分な血流と酸素が届かなくなるからです。
忘れっぽくなる一因も一酸化窒素の減少にあるそうです。

一酸化窒素を増やすには、運動と豆類・カカオ成分の高いチョコレート・ほうれん草・玄米・ニンニク・鮭などが有効だそうです。
またある研究では、慈悲の瞑想を20分行っただけで、一酸化窒素の濃度が大幅に上がったというデータがあります。

人のことを親切に考える、笑顔で人の話しに耳を傾ける、人のいい面を見つける、それだけで私たちの一酸化窒素の濃度は上がるそうです。