あきらめるという決断

「あきらめない」という決断と「あきらめる」という決断、どちらの方が難しい決断でしょうか?
人によって判断は様々でしょうが、わたしは「あきらめる」決断の方が難しいし勇気がいると思っています。

「あきらめない」とは、言ってみれば「現状維持」の精神です。
今までやってきたことを、ずるずると続けていくことでもあります。

それに対して「あきらめる」とは、これまでのやり方を一変し「新たな方法でやり直していこう」と決意することです。
今までのやり方を一旦やめて白紙に戻し、エネルギーを蓄えてから「新たにチャレンジ」しようと決意することです。

「あきらめない」または「あきらめられない」という人の中には、「革新」したり「変化」することを面倒に思っている人も少なくありません。
「あきらめる」ためには、大きなパワーが必要だからです。

まだパワーがあるうちに「気持ちに踏ん切りをつけて」いったん明らめる決断をすることが大切に思えます。
パワーがなくなった後では、結局ずるずると現状維持の生活を送るようになりかねませんから。