豊かさの基本は、もたらされるものを感謝して受け取ることから始まります。
そのためには、信頼されるだけの人間にならなければなりません。
人に信頼されるためには、学ぶ努力と相手に尽くすという信念が必要です。
そういう人になれれば、ツキは波のように訪れてくれます。
豊かさへのステップは、自分がどれだけのものを受け取っているのかを理解することです。
雨風をよけられる家に住み、今まで餓死もせずに生きてこれたのなら、多くの人にお世話になっているということです。
お米1つとってみても、農家で米を作ってくれて、運送業者がそれを市場に輸送してくれる。
市場からスーパーなどに運ばれ、店員さんがいるから、私たちは米を求めることができるのです。
お弁当の食材を1つ1つ、こうして考えていくと、お弁当を食べられるということは、何とありがたいことかと思わず感謝できます。
その感謝が、豊かさの扉を開いてくれるのです。
大切なことは、「受け取ることも与えることも同じなのだ」という事実です。
自分の大切な人に尽くして喜んでもらたら、自分もうれしくなります。
それは、相手の人が大喜びをしてくれたことが、私に喜びを与えているという事実です。
受け取ることは、ときには申し訳なく思ったり、気まずく感じたりすることもあります。
でもそういう時こそ、心から受け取ってあげることで、相手の方は喜んでくれるのです。
人生でできる最高のことは、喜んで受け入れることなのかもしれません。