言葉の波動で人生は形つくられる

下座に生きる 神渡良平

「はじめに言葉があった。言葉は神と共にあった。言葉は神であった。すべてのものは、これによってできた」
これは聖書「ヨハネによる福音書」の冒頭の言葉ですが、きわめて象徴的な言い方で、ズバリ本質を言い表しています。
だから、その人の思い描く通りに人生は形成されるといいます。
デールカーネギーやナポレオンヒルなどの成功哲学の根本にあるのがこの考え方です。

中村天風は、きわめて言葉を大切にし、自らが発する言葉の波動によって、自分の人生は形つくられていくと断言しています。

天風会で常日頃唱えられている「言葉の誦句ショウク」にこうあります。

私は今後かりそめにも、我が舌に悪を語らせまい
否、一々我が言葉に注意しよう
同時に今後、私はもはや自分の境遇や仕事を
消極的な言語や悲観的な言語で
批判するような言葉は使うまい
終始、楽観と歓喜と、輝く希望と溌溂たる勇気と
平和に満ちた言葉でのみ活きよう
そして宇宙霊の有する無限の力を
我が生命に受け入れて
その無限の力で自分の人生を建設しよう