自分が変わる

働きすぎれば疲れます。
するとセロトニン(不安を抑える神経伝達物質)が減り、眠れなくなったり、イライラして、その結果、脳はさらにセロトニンを減らします。
また経済状況が厳しかったり、社会が不安定だったりすると、やはりセロトニンやドーパミン(快感を生じる神経伝達物質)を減らします。
といっても、自分一人ですぐに社会を変えたり、他人を変えたりすることはできません。
また競争社会の激化を止めることもできません。
そう、できるのは自分が社会や他人をどのように受け止めるか、その受け止め方、考え方を変えることです。

私たちは誰でも、ある目的を目指し、その目的に価値を見出そうとします。
しかし、その目的を達成できないこともしばしばあります。
だからといって、悩んでも目的を達成できるわけではありません。
ここでの問題は、自分が目的にした価値観を変えられるかどうかです。
もし目的が叶えられなかったとしても、それらに大きな価値観を置かなくすれば、それは挫折でもなんでもなくなります。

世界を簡単に変えられないのなら、それを受け止める自分が変わるしかありません。
自分の心のありようは自分で変えることができます。
というより、自分以外に自分を変えられる人はいません。

自分が納得でき、最も楽しいと感じ、気持ちが穏やかになれれば、脳は多くのセロトニンやドーパミンを出してくれますし、明るく楽しくなれるのです。