ココロの架け橋 中野敏治
そんな交流を続けているうちに、次第にまわりが変化してきました。
子どもたちとは、卒業後も交流が続き、成人後には私と飲みに行きたいと誘われました。
親御さんからは、家庭内の問題までご相談いただき、担任するクラスでない学年の弟や妹、時には高校生、大学生の面談まで頼まれるようになりました。
地域の方からは、お茶会を企画していただき、ご招待を受けて交流を深めました。
小さな一歩から始めましたが、確実に何かが変わっていったのです。
そして、その一番の要因は私の革命、ココロの交流でした。
生徒や親御さん、地域の方とココロを通じ合わせ、架け橋をつくることでこの奇跡は起きたのです。
そのためにはまず1つ、その人の輝きを見つけることです。
輝きとは長所です。
短所はすぐに見つけられるのですが、輝きを見つけることはなかなか難しいものです。
しかし輝きを見つけることで、どんなに短所が多い人でも必ず認められるのです。
相手を認め、接していると必ず相手もあなたを認めてくれます。
そしてココロの交流が生まれ、架け橋ができるのです。
これは、優しくすれば優しくされる。
挨拶をすれば挨拶される。
笑顔を送れば笑顔が返ってくるのと同じなのです。