右脳は潜在意識や感じる領域、左脳は顕在意識や考える領域です。右脳と左脳をつないでいるのが脳梁で、女性の方が男性よりも20%も脳梁の働きが良いといわれています。
女性は脳の連携が良いので、感じたことをすぐに「おいしい」「うれしい」「かわいい」「さみしい」「ひどい」などと言葉として出すことができます。
男性はといえば、焼き鳥を食べながら「この焼き鳥、ジューシーだね」「たれの甘さ加減が絶品だね」といった会話は普通しません。
その代わり男性は、空間認識力が高くものごとを俯瞰できるので、結論からものを言うことができます。
また地図を見たり、機械を扱ったりするのが上手です。
半面男性は、身近にあっても動かないものは良く見えていません。
冷蔵庫の中の調味料が目の前にあっても、見つけられないこともあります。
女性にはそれが信じられないようで「ほら、目の前にあるじゃない!」と奥さんに怒られることがよくあります。
また男性は、時としてボーっとしているように見えることがあります。
このとき男性は、右脳で今日のできごとを整理しているのです。こういう時に話しかけられれても男性はすぐに反応することができません。
しかし女性は、男性がボーっとしているとき、脳の中で大切なことをしているとは思いもよらないので、旦那さんには「暇なら手伝って」、男の子には「早く宿題終わらせなさいよ」と小言を言いたくなります。
このボーっとしている時間は、男性にとってとても大切な時間なので、この時間を取り上げてしまうと男性は大成できないのです。
男女の脳の特徴を知ってお互いに思いやることができれば、夫婦仲はもっとよくなると思うのですが。