生徒、親、担任をつなぐ学級通信

ココロの架け橋 中野敏治

学級の中に親の姿を置きたい、と思うのです。
学級に飾る花は保護者からもらい、時にはプランターに植えられた花も保護者からもらい、学級教室に飾ります。
授業参観のとき、学級活動での公開授業、親子対抗百人一首。
保護者と子どもたちで百人一首を実施するのです。
読み子も保護者が行いました。
百人一首だけでなく、ゲストティーチャーとして保護者にどんどん授業に入ってもらうのです。
沐浴人形を使った授業では、保護者が赤ちゃんの抱き方を子どもたちに教えたりしました。
学級生活の中に、授業の中に、保護者の姿を現していくのです。
子どもたちは、親の姿を学校生活の中でも感じることができます。
思春期でもあり、親への反抗しがちな時でも、親の行動を知ることで、親の子を思う気持ちが伝わるのです。

学級通信を定期的に発行します。
その紙面には、生徒の姿を載せます。
生徒の生活日記や授業の様子、生徒会活動の様子などたくさん載せていきます。
また、学級通信を読んでの親の感想や親が生徒に伝えたいメッセージなどを学級担任がもらい、学級通信に載せていきます。
さらに、担任の思いもその紙面に載せていきます。
1校の学級通信に生徒、親、担任の姿があるのです。