新聞の投稿より
自分が管理できる限界を超えて、物質的な豊かさを求めていくことは物質の奴隷になることを意味しませんか。
想像してみましょう。別荘を世界中に何軒も保有していても実際にどれだけ使用できるのでしょうか?
ほとんど使わない別荘は、埃まみれの部屋を掃除して、きれいにして帰って来るだけのやっかいな不動産に変身します。
フィリピンの元大統領夫人が靴を1,000足以上持っていたという報道がありました。この夫人は靴の管理人を目指したのでしょう。
物質的な豊かさを求めることで、心の満足を得ようという試みは失敗します。残念なことに、どれだけ物質を保有しても心は満たされません。
なぜなら人間は「すぐに環境に慣れる」性質を持っているため、新たな物質を手に入れてもすぐに他のものが欲しくなるからです。
生きるとは物質的な豊かさを求める道ではなく「心の安らぎ」を求める道です。