赤ちゃんの甘えは泣くという形で現れます。
赤ちゃんが泣くのは、生理的な欲求が満たされないときだけでなく、不安な気持ち、淋しい気持ちを表現するサインです。
そのような時は、抱っこしてあげたり、頭をなでてあげたり、微笑みかけることで安心感を与えることができます。
ところが何かの事情で抱っこができないときがあります。
赤ちゃんの泣き声は、さらに激しくなります。
この時の赤ちゃんの気持ちは「怒り」です。
「おかあさん、どうして抱っこしてくれないの?」ということです。
大人は、暴力を振るわれたり、暴言を浴びせられると強い怒りを感じます。
しかし、放置された子供の怒りについては、あまり知られていません。
愛の反対は憎しみではなく、「無関心」だと言われています。
憎しみには、まだ裏に愛が隠れています。
しかし、「無関心」には愛がありません。
キレる子供の対応について、こちらも力で押さえつけようとしますが、それは間違っているといいます。
そうではなく、懐に入って抱きしめてあげるのです。
そして「つらかったね、つらかったね」と、その子の背中や頭をさすってあげてほしいのです。