投資をラグビーに例えると

お金の賢い減らし方 大江英樹

投資をするというのは世の中にお金(価値)を回すことですが、人に投資をするというのは労働という価値を世の中に回していくことです。
お金(価値)をラグビーに例えると、パスを回していくことで段々攻撃にスピードが増し、パスの勢いもよくなって最後にトライにつながることに似ています。
お金や労働が生む価値も、それをいろいろな人に回していくことで、だんだん膨れ上がって再び自分のもとに戻ってくるのです。
仮に自分に戻ってこなくても、自分が回したボールが世の中の役に立ったのであれば、結構なことです。

人に投資をするメリットは、人との結びつきがより強固になり、結果としてビジネスの機会は拡大します。
これは短期的に見れば、投資した見返りのリターンが少ない場合の方が多いかもしれません。
でも長期的に見ると時間をかけて戻ってきた分、より大きなリターンを得ることができるかもしれません。