怒り

怒りが沸くのは、「自分が正しい」と思い込んでいるからです。
怒りに翻弄されそうになった時は、自分が正しいと信じていることが、本当にそうなのかを冷静に考えてみましょう。

もう怒らないと決めたのに、つい部下を怒鳴ってしまった。
子どもが言うことを聞かないので、いつもイライラしてしまう。
ついカットなってしまうのは「怒ればなんとかなる」という妙な思い込みがあります。
冷静になって考えてみれば、いくら怒鳴っても、相手は委縮するか反発するだけだと分かるのです。

怒る行為に効用があるとすれば、「問題はここにある」と過激に指摘するだけです。
でも、怒りに任せて問題を指摘したところで、相手は決して納得しませんし、問題が解決することもありません。

何度も言いますが、人が怒るのは「自分が正しい」と信じているからです。
その「正しいこと」すら、曖昧なものですし、変化するものです。
怒ってしまったと感じたら、もう一度自分が正しいのかを「再検討する」余地があるのでは、と思い返してみます。

当座の怒りを鎮めるには、怒りの相手から離れることです。
また、立っているのではなく、床に座ってしまうのも効果的です。