後半生は執着心を捨てる過程

人生を楽しむ 小林正観

人生の後半生は、こだわりや執着を捨てていく作業の過程なのです。
若さや美しさ、体力、気力に対するこだわりの心を捨てていく。
実際に体力や気力も若いころほどないので「ああ、そんなに若いころと同じには頑張れないよね・・・」と執着を捨てざるを得ません。

人生の後半生で執着を捨てる心が強ければ強いほど、人生が楽しくなります。
向かい風がなくなるからです。
求める心が強くて、あれが欲しいこれが欲しい、と言っている力が強ければ強いほど逆風が強くなります。

幸せの構造は、このように簡単にできているのです。