幸の語源は「幸」という字が手錠のように見えるところから、「手かせ」をあらわす象形文字です。
罪人が「手かせ」だけの軽い刑すむのは、思いがけない幸いだという意味です。
もう一つの意味は「若死をまぬがれる」というものです。
どちらにしても、幸せとは「ものの考えよう」で、そう感じられるということです。
「手かせ」をされた罪人が「なんで俺がこんな目に」と思えば不幸せでしょうし、「若死にしなくて」長生きしても不満たらたら生きていれば不幸せでしょう。
今日も一日、無事に過ごせた。痛いところもなければ、家族も変わらず元気だ。食事もおいしく食べられた。「いつもと変わらない普通の生活、なんて幸せなんだろう」と思えれば、何よりそれが幸せなのでしょう。