パニック障害、僕はこうして脱出した 円広志
僕はパニック障害だからといって肩身の狭い思いをするのではなく、堂々とパニック障害だと言える社会になってほしいと思うのだ。
「私はパニック障害だから、スピードは出し過ぎないでほしい」とタクシーの運転手さんに注文したり、「私はパニック障害だから話しは短めにして」とごく当たり前のように言えるような雰囲気にこの社会になってほしいのだ。
幸せって何だろうって考えるが、「自分は幸せなんだ!」と見つけ出した人が幸せなんだと僕は思う。
100%不幸せな人ななんて、この世にいないと思うのだ。
中東の飢餓状態のなかでも、子どもたちのふと見せる笑顔に感動させられるのはなぜだろう。
それは生活の中のちょっとしたことにこそ、ほんとうの幸せがあるからではないだろうか。
そんな、ちょっとした幸せに気づくことが、幸せになることのように思えるのだ。