幸せとは「私」がそう感じたときだけ

人生を楽しむための法則 小林正観

幸せという名の現象が存在するのは、「私」がそう感じたときだけ。
これが理解できた人は、今、この瞬間に無限の幸せを手に入れることができます。
目で物が見える幸せ、耳が聞こえる幸せ、言葉が発せられる幸せ、ものを食べられる幸せ、手で何かを掴める幸せ、家族のいる幸せ。
このように、いつも自分が幸せと感じられることを箇条書きにしていくとよいと思います。

ある社員が30分遅れて出社しました。
みなさんが社長だったら怒るでしょうか。
実はその社員は、前夜に親が突然倒れて、救急車で病院に運ばれた。
それに付き添って入院させ、朝に帰ってきて夫や子供に食事やお弁当を作った。
そして、自分は全然寝ていない状態で、息を切らせながらやっと会社に出られたのが出社時間の30分後だったのかもしれません。

いけないとか間違っているということを誰が決めるのでしょうか。
「私」が決めているだけです。
「私」が人に迷惑をかけてはいけないと思うのだったら「私」の基準でそれをやっていてもいいけれど、その同じ基準を人に押し付けない方がいいのです。