人生で大切なたったひとつのこと
いいことが一つだけあります。
私たちは年とともに、自然に、多少なりともやさしい人になっていきます。
単なる老化現象かもしれませんが、年を重ねるにつれて、自分勝手はなんと無意味なのか、実際になんと不合理なのかが分かってきます。
人を愛するようになると、自分中心の生き方を方向転換させられます。
現実の生活に問題が起きると、そこに誰かが来て味方になってくれたり、助けてくれたりして、自分たちは世界とは別に存在しているのではないし、別であってほしくないと悟ります。
そばにいる大切な人たちが、一人一人あの世に去っていくのを経験して、自分も同じことになるだろうと、だんだん納得します。
こうして、ほとんどの人は年を取るにつれて、自分勝手なところが減り、もっと愛情深くなるのです。