分かってあげられる人に

苦しみのない人生はない 幸せはすぐ隣にある 小澤竹俊

大事な試合に自らの失敗で負けた友人が落ち込んでいます。
あなたは何をするとよいと思いますか?

こういう質問をすると、失敗の理由を聞くことよりも、元気になれと励ますことよりも、友人の話しを聴くことが大切であると多くの人が答えます。
聴くことは、苦しむ人と関わる上で大切であるということは多くの人が知っています。
しかし、たとえ聴くことが大切と知っていても、多くの場合イメージするのは
自分が知りたいことが分かるための聞き方であり、相手の人にとって、自分が分かってくれる人になるための聴き方ではありません。

自分が知りたいことは私が主語ですが、相手の人から見て、分かってくれる人になるのは相手が主語になります。