共鳴共振

人生を楽しむ 小林正観

楽器の調律に使う音叉というものがあります。
同じ大きさの音叉を2本持ってきて、1本を叩くと「ビィーン」と唸っているのですが、その叩いた方を手でピッと止めると、当然音は止みます。
でも、もう1つの音叉はまだ「ビィーン」と唸っています。
これを共鳴共振と言います。
同じ素材、同じ重さでできているので、叩いて同じ振動で震えるものは、1つが鳴ればもう1つも共鳴するのです。

隣の人が笑っています。
すると、笑っている人の影響を受けて、隣の人も笑いたくなります。
隣の人が楽しそうにしていると、そばにいる人にも、その楽しい共鳴共振が伝わります。

反対に自分自身が不機嫌だと、隣の人も不機嫌になるということです。