体育祭に向けて

ココロの架け橋 中野敏治

私の住む地域では、学校の体育祭は5月が多いようです。
4月、5月は学級作りの大切な時期なのです。
その学級作りと同時に、体育祭の練習が始まります。
当然、体育祭の種目も、学級全員の協力を大切にするものが多くあります。

特に団体競技は学級作りに大切な競技の1つです。
例えばむかで競争。
最初はなかなか足が合わず、ゆっくり歩いても足がひっかかり転んでしまった生徒たちが、練習を重ねるにつれて、トラックを走って進むようになるのです。
大縄跳びもそうです。
大きな縄を回し、その縄をクラス全員で跳ぶのです。
でも、必ずうまくいくとは限りません。
心を合わせようとすればするほど、イライラしてしまいトラブルも起きます。
そんな状態のとき、3年生のあるクラスで男子生徒が練習中、足をねんざしてしまったのです。
体育祭本番まであと3日というときです。