会社の仕事がつまらないけど、やめるにやめられず悶々としている。
いつも目の前にあるのは、誰でもできる作業。
人生一度と考えたら、決してやりたいとは言えない業務。
もっと自分じゃなければできない仕事、これをやれたら人生悔いはないと思えるミッションをやってみたい!!、と考えている人は多いかもしれません。
こんなことなら思いきって会社をやめた方がいいのだけれど、だからと言って転職する勇気も、会社をやめて独立する自信もない。
こんな時、どうしたらいいのでしょうか。
フランスの哲学者ドゥルーズは、まず「精神的な逃走を試みよ」といいました。
会社をやめたくてもやめられないなら、やめなくたってもいい。
在籍しつつも、上手に時間をとって自分の好きなことをやったらいい。
自分一人で大したことはできないと考えるのなら、志を同じくする外部の人たちと通じて、水面下で構想を温め、徐々に大きくしていったらいい。
逃走のための準備は、時間を有効活用できるデバイスと自分のやる気があれば十分だ。
でも、どんなに仕事に不満を持っていても、本来やりたかったことへのシフトはなかなかうまくいかない。
気づけば、急ぎの雑務に追われ手帳はアポで埋め尽くされている。
このような流れに自分の強い意思を持って抗えるか、忙しい中でスキマ時間を見つけて、自分の好きなこと、重要だと思えることをやれるかどうか。
現実的には、スキマ時間の集積だけではやりたいことをやるのは難しい。
早朝に起きるとか、休日の半日を使うとか、誰にも煩わされない時間を日常的に確保する強い意思が必要だ、といいます。
「私は会社員だけれど、上司や同僚がどう思おうが、やりたいことはやってやる!」という、孤高を恐れぬ覚悟さえあれば、息苦しい職場環境からも、いくらでも逃げ出すことはできるといいます。