仕事とは

いい言葉がいい人生をつくる 斎藤茂太

フリーターを卒業して、ようやくどこかの企業に落ちついたとする。
ところが、ここでも3年以内に、3人に1人は辞めてしまうというご時世なのだとか。
ほとんどの若者が、仕事が面白くないから・・というのにも腹が立った。

どんな世界にも下積み時代がある。
下積み時代は、単純作業の繰り返しも多く、それほど面白いわけがない。
だが、そうした経験の先に、面白い世界が開けてくるものなのだ。

仕事は、ゲートをくぐれば面白い世界が待っているテーマパークではない。
ちょっとやそっとで面白みが分かるほど、仕事の世界は浅くない。
そして、仕事とは、深みを感じ取れるところまで行かなければプロとは言えないものなのだ。