明日この世を去るとしても今日の花に水をあげなさい 樋野興夫
「病気で苦しんでいるのに、明るい顔なんてできない」
確かにそうかもしれません。
そこで、先ほどの「犠牲」です。
相手のために、これまで自分がやってきた行動を少しだけストップしてみる。
相手のために、自分の時間をほんの少しだけ使ってみる。
ずっと暗い顔をしていたとしたら、少しだけ明るく微笑みかけてみる。
相手のことを想う言葉をかけてみる。
お見舞いに来てくれた人に「ありがとう。ここまで来るの大変だったでしょう」と感謝する。
些細なことで構いません。
「人と人の関係は鏡のよう」といわれるように、あなたが微笑めば、相手も微笑む。
あなたが笑えば、相手も笑う。
今まで自分のことしかやってこなかったのなら、自分の時間を少しだけ犠牲にして、誰かのために何かをしてあげたらどうでしょうか。
料理を作ってみる。
庭の掃除をしてみる。
買い物に行ってみる。
ちょっとしたことで、あなたの人生によい循環が生まれます。