主語を私に

怒りは「毒」ですから、自分の心と体のためにも「毒」は持たない方がいいのです。
自分は完璧ではないので、完璧でない他人のことを許して、「怒り」を解放し、楽になった方がいいのです。
でも、黙って我慢しているのも、心の健康に良くありません。
そこで、直接相手に自分の気持ちを伝えることは大事になります。

「私は、あなたに〇〇されると傷つき、辛くなり、悲しくなります・・」のように、自分を主語にして話します。
相手を主語にしますと、「あなたは、いつも〇〇なんだから!」と、怒りをぶつけてしまいます。
こちらが怒りをぶつければ、当然相手も怒りを返してきます。
これでは、「毒」の投げ合いになってしまい、心身共によくありません。

よく、事件を起こした人が「つい、カッとなって」と言い訳しますが、その人はもともと、自分自身を好きでない人なのかもしれません。
「人間関係」で苦労するといいますが、最大の人間関係は「自分自身」との関係でしょう。
自分自身と仲良くするためにも、自分のいい所は褒めて、褒めちぎってあげましょう。

「人に嫌われたくない」
「人から評価されたい」
など、承認欲求を追い求めてる生き方は、自分にも他人にも嘘をつくことになります。

自分の人生は一度きりですし、自分で生き方を決めて歩いていかないと、最後に後悔することになります。
私はロボットではないので、人からの評価をよくするために、自分をよく見せようとすることはやめたいと思います。
自然な自分でいることは、心身共にラクな生き方です。