中庸

「平凡」は良く思われないと考えがちですが、それは多くの個性を認めないことにつながります。
孔子は「過ぎたるはなお及ばざるが如し」と言いました。
「程度を超えたゆき過ぎは、不足していることと同じようによくないこと」ということです。
言わば「中庸」の大切さを説いた言葉です。

つまり、特別なことをしなければ「生きている価値」がないと考えるのは間違いであり、「自分なりに充実した人生」を生きたと思えば、胸を張っていいのだということです。
子供を立派に育て上げ、仕事を通して社会での役割を果たし、税金を納めて公共の利益に貢献した。
これだけでも立派な人生を歩んできたと言えるでしょう。

今までの自分を「過小評価」してきたと思ったら、しっかり自分を「評価しなおして」自信をもって再スタートを切ったらいいのではないでしょうか。