ココロの架け橋 中野敏治
市内の中学校で、掃除実習が行われました。
掃除実習をした学校は、全校の三分の一の生徒が参加しました。
掃除実習が行われた翌朝、その学校の保護者の方々と話しをしました。
「家を出るとき、嫌そうだったけど、帰ってきたらすごく元気だったわ。暑くてぐったりして帰ってくると思ったのに、『おいしいカレーを食べたよ』など、なんか元気なのよね」「私も参加したけど、トイレでリーダーさんが説明しているとき、徐々に後ずさりをしていた生徒が、途中から必死で便器を磨いているのよ」と、生徒の変化を教えてくれました。
「最初は、トイレに手を入れることも嫌だったけれど、きれいになってきていることを実感してきて楽しかった」
「やってみると大変だったけれど、トイレをきれいにし終わった後、気持ちよかったし、何か1ついいことをしたなっていう気持ちになった。家でもぜひトイレ掃除をしてみたい」
「細かいところを1つ1つ丁寧なやり方で掃除をしました。場所がトイレだったので、最初は汚いからやりたくない、と思っていました。でも、やってみて、きれいになると、すっごくうれしくて、達成感がありました。そして掃除をしているうちに、少し楽しくなりました。今日の掃除に参加して良かったです」
「どんどんきれいになっていくトイレを見ていると、もっと頑張ろう!と思いました」
「掃除をして、最初汚かったのが、自分の力で1つのトイレがきれいになり、ピカピカになるのが楽しみになってきました」
「いつも見ていない所も汚くて、掃除をするときれいになったので、きれいにしたのは自分なんだ」と思ってうれしくなりました。トイレも心もきれいになりました」
他にもたくさんの感想の山が・・・。
閉会式で、生徒たちの姿に目頭が熱くなりました。
流した汗の数だけ、きれいになりました。
流した汗の数だけ、感動を得られました。