まずやってみよう

人のご縁ででっかく生きろ 中村文昭

自分の夢を叶えることができない、目標が達成できない、自分の未来を変えることができないなどの最大の障害は、人の話しを聞いたり本を読んだりした、その直後にあるのだと僕は思いました。

僕の講演会でも同じようなことが起こります。
話しを聞いてくださった後で、「中村さんは、幸運な出会いがあってラッキーだったんですよね」とか、「遅かったなあ、30年前に聞いていればよかった」とか、「俺はもう無理だが、部下や息子に聞かせたいよ」などと仰る方がいます。
こういう人は、きっと、いつ誰の話しを聞いても変わらないのではないかと僕は思います。

まったく違う反応もあります。
「今、62歳だけど、自分の半分の年のあなたからいい話しを聞いた。今日から早速やってみようと思う」
「これからを考えれば、今日が一番若い日なんだから!」などという、うれしい言葉をかけてくれるのです。
こういう人は、決して「でも・・・」と言わない人たちです。
仮に僕が人一倍友人、知人に恵まれ、可能性を広げることに成功しているとするならば、それは「でも・・・」と言わない素直さが理由だと自分では思っています。
素直だから、話しを聞けば「ほう!」と感心します。
素直だから、いい体験談を聴けば「ああ、この人のまねをせなあかん」と思います。