いい言葉がいい人生をつくる 斎藤茂太
主要国の家庭の持ち物調査で、日本がダントツにたくさんのモノを持っているという結果が出ていた。
消費大国という印象があるアメリカでさえ、一般家庭の生活は質素でありモノも少ない。
生活文化の差を考えても、日本人の盛大な買物ぶりは見直すべきときにきているのかもしれない。
大量のモノが家の中を埋め尽くし、挙句の果てには大量のごみになっていて、処理経費もふくらませている。
モノを買うお金を稼ぎだすために、どれだけの時間を使い、どれだけのストレスを抱え込んだか・・・。
どっさり夢のある暮らしなら、お金やモノは、そんなにたくさんなくても、毎日はキラキラ光を放ってくれるものだ。
運命はわれわれに幸福も不幸も与えない。
ただその素材と種子を提供するだけだ。