がんを忘れて、じぶんのやりたいことをやる

近藤先生、「がんは放置」で本当にいいんですか? 近藤誠

がんを宣告されると、それを忘れることは中々できないものです。
しかし、がんを退治することができない以上、がんであることは忘れて、自分のやりたいことをやる方がいいのです。
その方がずっと有意義だし、治療で体を傷めない分、長くQOLを保って生きることができます。

その意味で、清志郎さんの選択はとても良かったと思います。
医者の言うままに治療を受けていたら、がん宣告を受けてから後の音楽活動はできなかったし、おそらく3年間生きることもできなかったでしょう。
人生の最後が、まったく違うものになってしまっていたはずです。