あとどれくらい生きるかまじめに考える

ゼロで死ぬ ビルパーキンス

自分があとどれ位生きるかをまじめに考えてみましょう。
自分がいつ死ぬのか想像すらしていなければ、適切な判断がしにくくなるからです。
その結果、慎重派の人は150歳まで生きるかのような過度な貯金をしてしまいます。
そして、手つかずの資産をたくさん残したまま、自分が思っていたより早く死んでしまうかもしれません。
つまり、決して使うことのないお金を稼ぐために、人生の貴重な時間をたくさん無駄にすることになります。

自分がいつ死ぬのか、その日を遠い将来に起こる謎めいた何かとしか捉えていませんか。
こんな風に死から目を背けているから、いざ死が眼前に迫った時に、ほんの数週間の延命に莫大な大金を費やすことになるのです。
そのお金は、若いころに何十年も懸命に努力して稼いだお金です。
せっかく何十年も働いて貯めたお金です。
誰にいつ、どれ位与えれば最も効果的なかを、もっと真剣に考えるべきではないでしょうか。