101歳の方の話し

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101歳の先達の話です。

「30歳を過ぎたら人生は長い下り坂だよ」と。さらに「上りより下りの人生に意味がある。誰でも下っていく滑り台の途中にいると思えば、必要以上のモノやお金の多寡はあまり重要なことではなくなるのだよ」とも言っています。

がむしゃらに生きている時は生きている証のようなものが欲しくなります。それは地位や名誉かもしれませんし、大きな家や良い暮らしかもしれません。

長い下り坂を楽しく降りていくために本当に大切なものは、気の許せる仲間や思いやりのある家族の存在でしょうね。

上りの人生は山の斜面しか見えませんが、下りの人生は美しい景色を眺めながら歩いていきます。