過去を変える

過去にあった出来事をやり直すことはできませんが、過ぎ去った「思い出」を自分流に変えることはできます。
そういう意味で「過去」は変えることができます。
小さいころ病気ばかりで辛い思いをしていたとしても、「自分はずっと病気がちだった。でも、その経験があるから今、人に対して、弱者に対してやさしくなれたのかもしれない」と思えれば、過去の出来事は今の自分がいるための大事な出来事だったのだと思えます。

ところが過去の辛い出来事を理由に「私の人生は何もいいことがなかった」と思っていれば、その人は一生不幸を背負って生きていくしかなくなります。
そういう人は、何でも「不幸」と思ってしまう癖がありますから、これから先に起こるどんな出来事に対しても「不幸の目」で見てしまいます。

 「私は不幸なんです」と言っているのは楽なんです。
そう言って人の同情を得ていればいいのですから。
幸せになるには「努力」がいります。
自分と向き合って自己分析をし、悪いところがあれば直すための勉強と努力がいりますから。
少しずつ努力して、少しずつ自分を変えていって、少しずつ自分が好きになって、最後に「人の役に立って喜んでもらいたい・・」と思えるようになっていくのだと思います。

「笑顔」ひとつだって、すごく人の役に立っているんです。