足るを知る

わたしの落書帳から

「足るを知る」ことを実感することは、大変難しいこと。
この社会では、新しいものをつくって流行らせ、顧客に買わせることによって成り立っている社会だから。
今十分使えるものですら、流行遅れと決めつけられる。
新しい商品が出れば、それを流行らすために大宣伝を打ってくる。
「早くこれを買って、みんなと同じように?豊かになろう!」
「これを持っていないと、あなたは時代遅れになり、仲間はずれになりますよ!」と囁く。

こうして、多くの人が流行品を買わせられる。
さらに売り手は巧妙だ。
高価なモノをたくさん持っている人が「成功者」という風潮をつくり出す。

わたしたちは、そのモノが必要か否かで、買うか否かを判断すべきなのではないだろうか。
それが「足るを知る」につながると思う。
「足るを知る」人が、一番裕福なのだ。
だって、今のままで十分満ち足りているのだから。