人生において大切なものを手に入れるためには、大切なものを与える側にならなければいけないといいます。
例えば、感動の多い人生を送りたければ感動させてもらう側でなく、感動を与える側にならなくてはいけないということでしょう。
勇気を手に入れたければ勇気を授けてくれる人を捜し求めるのではなく、人に勇気を与える側になることです。
教養を身につけたければ、教わる側ではなく教える側になることです。
人に認められたいのであれば認められるのを待つのではなく、人に愛を与える努力をすることでしょうか。
私たちは大切なものをどうやって手に入れようか？ ということばかり考えがちです。
でも大切なものを手に入れたいと願うならば、どうやって大切なものを人に与えることができるのかを考えなくてはいけないのでしょう。
その時に味わえる感覚は、単に人から受け取った場合とは比較にならないほど大きな喜びがあり、それは大切なものを人に与えようとした経験のある人のみに与えられる特権だといいます。
人に感動を与える生き方をすることこそ、ほんとうに感動的な生き方だということは簡単に想像できます。
学ぶ姿勢のある人にとって、世の中の誰もが師となります。
教えた人が賢者なのではなく、学ぼうとする人が賢者なのですから。