話しを聞こうとする姿勢が大切

「相手を自分の思い通りに動いてもらいたい!」と考えていると、当然ですが「相手に喜んでもらいたい」という気持ちや「まず相手の話しを聞いてみよう」という気持ちが抜け落ちてしまいます。
そのことに気がつくと胸のつかえが緩み、明るい気持ちになれることがあります。
相手を自由にしたいというのは、こちらの勝手な思いであり、どうすることもできません。
相手の話しを聞くのは、相手の方が「何を望んでいるのかを知る」ことで、その方を喜ばせるためには何をしたら良いのかを知るためです。
話しを聞くという姿勢には、相手をこうしたいという欲望は含まれません。
「ただ話しを聞いてみたい」という姿勢が相手に好感をもたれ、結果的に交渉がうまくいく要因になることもあります。

人間が最もエネルギーを無駄遣いをしている時は「怒りの感情」を持った時だといいます。
イライラとか、不安とか、恐怖とか、落ち込みなどは形を変えた「怒り」なのだそうです。
物事の捉え方がネガティブになったり、周りの人たちに対して攻撃的になったり、怒りや苛立ちを周囲の人たちにぶつけた時、一番損をしているのは自分自身です。
なぜなら、自分で自分をとことん疲れさせてしまうからです。