いい言葉がいい人生をつくる 斎藤茂太
どんなに困難なトラブルでも、一生解決できないトラブルはない。
誰だって、いつかはトラブルから抜け出す。
新たな天地に立っている自分に気づく。
問題は解決できませんでした、課題をあきらめましたという場合だって、それはトラブルが解決したことだと私は思う。
なぜなら、「その課題は解けない」という答えを得たことになるからだ。
人間は本能的にトラブルバスターの要素を持っているらしく、トラブルがない無風状態に長く身を置き過ぎると、無気力、無表情になっていくという。
人間は本質的に楽をしたいものだが、楽だけの日々にも耐えられないという。
自分にはやや重い課題を与えられた。
これはそれだけ、周囲の期待や評価が高いということなのだ。
課題を見事クリアした自分をイメージに浮かべ、そのイメージに自分を重ねて取り組もう。
成功の可能性はぐんと大きくなる。