親も子供と共に学ぶ

朝から晩まで家族のために炊事、洗濯、掃除と家事に追いまくられ、子供が帰ってくれば勉強を見てあげ、具合が悪い時は寝ずに看病し、言いたくない小言も言い続ける、これがお母さんの姿です。
それなのに子供はありがたいと思わないし、言うことはちっとも聞いてくれません。
こんな時は、初めて我が子を胸に抱いたときのことを思い出してください。
お母さんは「この子のためなら命を削ってでも無事に育てよう!」と心の中で固く誓ったのではないでしょうか。

でも時の流れと共に「新しい生命を育む喜び」が希薄になり、不満や愚痴ばかりの日常の中で、どうしても「生命を育む喜び」という感性が鈍くなってしまいます。
そもそも子供は「無償の愛の対象」であるので、子供を育てる、躾けるという行為に見返りは求めるものでありません。
感謝は子供に求めるものではなく、子供が将来親になった時に感ずるものでしょう。
子を思う気持ちに曇りがなければ、子供はちゃんとそれを感じています。
なぜなら、親に感謝している今の自分がいるから分かるのです。