苦しみはどこから

今日が人生最後の日だと思って生きなさい 小澤竹俊

こうありたい自分と実際の自分の違い。
人は常にこの狭間で思い悩んでいます。
苦しみと向き合うためには、まず、苦しみの正体を知る必要があります。
苦しみはいったいどのようにして生まれるのでしょうか。
そこで、自分自身も苦しみながら「苦しみとは何か」について考えた結果、私は1つの答えにたどりつきました。
それは、「苦しみは、希望と現実のギャップから生まれる」というものでした。

心身ともに健康で穏やかに暮らしたいのに、病気やケガなどにより、身体の痛みに苛まれるという苦しみ。
自分の足で歩き、自分の口で食べたいのに、身体の自由がきかない苦しみ。
やりたいことがたくさんあるのに、残された時間が少ないという苦しみ。
いずれも「こうしたい」「こうあってほしい」といった希望と現実のギャップから生まれており、ギャップが大きいほど苦しみも大きくなります。