苦しみのメッセージに気づくこと

苦しみのない人生はない 幸せはすぐ隣にある 小澤竹俊

分かってくれる人が一人いるだけで、世の中はまったく違って見えてきます。
苦しんでいる人は、自分の伝えたいメッセージを伝えようとします。
聞き手である私は、相手の伝えたいメッセージに気づくことが大切です。
というのも、苦しんでいる人は誰にでも、自分の苦しみを話すとは限らないからです。

いじめに遭って苦しんでいる子は、誰に自分の苦しみをいうことができるでしょうか。
何かのきっかけで学校にいけない苦しみを、親や先生に素直に心を開いて話すでしょうか。
もし、分かってくれる人として自分が認めてもらわなければ、いくら私たちが心配して、苦しむ子の話しを聴こうとしても「大丈夫だから、私にかまわないで」と、心を開こうとはしません。

私たちは、相手の苦しみに気づくことが大切です。
そのためにも、苦しむ相手が伝えたいメッセージをキャッチしようとすることが、大切になるのです。