良い加減

もっと社会に通用する専門性が大事だ。
本当のプロなら、職などすぐ見つかる。
このように、すべて自己責任論に転嫁する風潮があります。
なんでも個人の所為にする自己責任論は、人々の不安を煽り、生きづらい社会にしています。
ならば私たちは、上昇志向に囚われて疲弊する前に、今を楽しんで生きる、良い加減さを身につけるようにしたらいかがでしょうか。

生物の世界は、無駄のオンパレードです。
免疫をつかさどるT細胞は、外部抗原に対応できる力を持つものは3%に過ぎません。
残りの97%は、胸腺で殺されてしまいます。
97%のT細胞は、身体の中でぶらぶらしているだけで、その役目を終わっているのです。

たま~に、欲望が解放されるから快感は大きくなるのです。
常に欲望が満たされていたら、大きな快感は得られません。
財力に余裕がないために、頻繁に欲望を解放できない人の方が、より充実した人生を送れるのかもしれません。
欲望を簡単に満たしていると、もっとすごい刺激を求めたくなります。
そこで、薬物に手を出す人が出てくるのかもしれません。