般若心経1

般若心経というものは、法要でお坊さんが唱えるのを聴いたことがありますが、意味を理解するのは難しいです。

「形あるものは何もないことに他ならない」
「何もないからこそ、物質的現象が起こりうる」
「一切形あるものが、そのままで何もない。意志も認識も同様だ」
「生じることもないし、無くなることもない」
「汚れているのでもなく、きれいでもない」
「増えることもなければ、減ることもない」
「感覚や認識もなく、その根本である眼・耳・舌などもなく、声・香・味・蝕もない」
「人生に苦しみはなく、その原因もない」
「悟りを得る知恵もなければ、悟りもない」
「得るものは何もないのである」
「心にこだわりがなければ、何も恐れることはないのだ」
「要は、本末転倒している妄想を遠ざければ、心の安らぎの境地を極めつくせるのだ」

簡単に要約すれば、このようなことが書かれています。
般若心経には「空」クウという文字が出てきます。「空」とは一体何でしょうか?
なぜ、形あるものや神羅万象は「何もない」ことと同じなのでしょうか?
「何もない」からこそ、物質的現象が起こりうるとはどういうことでしょうか?
音も見えるといった「感覚や意識もない」ということは、どういうことなのでしょうか?
「苦しみ」もなければ「老死」もないとはどういうことなのでしょうか?