自己治癒力

家族が亡くなった時の悲しみ、辛さは言葉で表現するには余りあります。
ですが、どんな悲しみも癒えるには時間がかかりますが、癒えない悲しみはありません。
時間はかかりますが、人は必ず変わっていきます。
とにかく無理してどうにかしようと焦らないことです。
人間は身体にも精神にも、きちんと「自己治癒力」が備わっているからです。
「自己治癒力」がなければ、人類はとっくの昔に絶滅しています。
今よりも命の喪失が当たり前だった時代にも、人間は家族の死を乗り越えて生き抜いてきました。
そういう過去を経て、現在の私たちが生存しています。

自分がもっとも大変だったことを思い出してみましょう。
誰しも、その大変だった事態を乗り越えて今を生きています。
その時は、「これ以上の困難はありえない!」と思えたことが、今となっては「いい経験をしたなあ・・」という「いい思い出」に変化しています。
成り行きを自然に任せながら、いつか自分は必ず復活するという力を信じることです。

人間にはそういう「不思議な力」が存在するからです。