自己催眠

記憶は脳の中に貯蔵されているのではなく、思い出すたびに毎回、再構築されるのだそうです。
その時、脳内に起こっているのは、シナプスとシナプスが結合し記憶を思い出すのですが、それは、その瞬間に新たな現実を創り出すことに他ならないのです。
そういう意味で、過去というのは幻想のようなものだといいます。

記憶の回路は、繰り返すことにより太くなります。
自分で発する言葉、他人が同調する言葉、繰り返される言葉で、現実が構築されていくのです。

ゆえに自分で自分をコントロールするには、自分に都合の良い言葉を繰り返し発していけばいいことになります。
一種の自己催眠です。

自己催眠をかけることにより、不安が減少して、自分が進もうとした道を歩み始めることができます。
自己催眠とは、潜在意識をプログラミングする方法なのです。
つまり、周りからの力によって創られていた記憶の回路を一旦遮断して、自分のいいように構築し直すのです。