自分以外の人のために

「勉強するのは自分のためだ!」と言われ続けた子供は、努力することを嫌いになります。
なぜなら人間は「自分のためだけに努力する」ことを「辛い」と感じるようにできているからです。
そうだとしたら親は子供に「勉強は自分のためにするんじゃないんだ。お父さんやお母さんを喜ばせるためにするんだ」と言ってあげた方が、子供は努力するかもしれません。
なぜなら人間は、自分以外の人のために尽くそうと努力することが「うれしい」からです。

結婚する場合はどうでしょうか。
「絶対自分が幸せになる!」と思って結婚すると、しだいに相手の欠点ばかりを探すようになります。
「自分が幸せになるため」に、相手は「自分の理想通りでいてほしい」からです。
でも反対に「絶対あの人を幸せにするんだ!」と思って結婚する場合、「自分の欠点を直さなくては」という気持ちになります。

 「相手の幸せのために」少しでも良い人間になりたいと思い、行動する人は良いことが続くでしょうね。
こんな素敵な人を、周りは放っておかないからです。
「自分が幸せになろう」と思うこと、「あの人を幸せにしよう」と思うこと、 どちらがいいのかは分かりませんが、どちらが幸せになれるかは分かります。