自分以外のものに関心を

死ぬときに幸福な人より

「明日死んでしまうとしても、今日は花に水をあげなさい」
この言葉の中には、大事なメッセージが込められています。
それは、自分以外のものに関心を持ちなさいということです。
役割や使命は、自分のことばかり考えているうちは、なかなか見つからないからです。
むしろ、自分以外のものに関心を向けると、自分のするべきことが見えてくるのです。

私たちの人生は、最後の5年間をどう生きてきたかで決まります。
若き日のことは、どうでもいいのです。
一生かかって築き上げた地位や名誉や財産も、どうでもいいのです。
それよりかは、最後の5年間の生き方が何よりも大事なのです。
最後の5年間は、自分の役割をまっとうして死ぬ。
それが残された人たちへの、よき贈りものになるのです。