自分を信頼し行動を起こす

ワードの開発者、ブロディの著書にこう書いてありました。
「マイクロソフトの創業時の社員の1人として、私はストックオプションで思わぬ富を手に入れた。ワードを開発した私は、このソフトはさらに成功する可能性が高いと感じていた」
「だが、なぜか気分は最悪だった。ストレスは増える一方で終わりが見えず、仕事に忙殺され、もうこれ以上耐えられないと感じた。他に選択肢がなく、すべてを終わりにする決心をして、マイクロソフト社を辞めたのだ」と。

「その後の3年間は気楽に過ごした。確かにストレスは消えたが、刺激的な日々ではなかった。
この当時は、人生の充実が何を意味するかが分からなかった。
分かっていたのは、過去において人生が素晴らしく、愉快で意味があり、貴重だと感じていた時期があったことだ」

決断をためらっていますと、積極的に決断することよりも悪い結果をもたらすことが多いといいます。
誰かに相談して、誰かに決断してもらうということも「自分で決断」したことになります。
千載一遇のチャンスを掴むのは、行動力しかありません。
それは「自分にとって何が重要であるかを知っている自分自身を信じて、言い訳をやめ、実行すること」です。

尊敬する人を真似て、同じ結果を得ても、望むような人生を歩めるとは限りません。
それは、自分が尊敬する人とは別の人間であり、深層では別のことを望んでいるからです。
自分自身に何が最善であるかを知るためには、「自分を信頼する」ことから始まります。