自分の物差し

人生を楽しむための法則 小林正観

事情を聴いてから、怒るか怒らないかをきめるのだったら、その人が事情を話さなかったらどうするのでしょう。
私たちには相手の事情や悲しみなど、いろいろなことが分かっていません。
ですから、正しいか正しくないかを基準に怒るのはやめようと思うのです。
私たちは神ではないので、自分の思ったことが正しいか、正しくないかは決められません。
では何を基準にして生きればいいのでしょう。
それは、自分が正しい、正しくないと思うこと自体は変えなくてもいいから、それは自分だけの生き方に当てはめる。
そして、他の人にはその物差しを当てはめないことでしょう。

伝染しやすいもの、1つはあくび。
2つ目が不機嫌。
3つ目が笑顔。
もし自分の周りが不機嫌な人ばっかりで笑顔がないなあ、と感じたら、それは自分が投げかけているのかもしれません。
反対に、家族も友人も職場も、みんなが笑顔になっているような状況に囲まれている人は、本人が一番得をすることになります。