自分の思い通りに人は動いてくれません

自分では気づかないかもしれませんが、いつも自分以外の人に「こうしてくれないかな・・」と期待していませんか。
何を期待するかといえば「自分ならこうする!」という思い通りに、他の人が動いてもらいたいのです。
たとえば、レジを待っているときには「何であの人は、レジ打ちが終わってから財布をカバンから取り出しているんだ。最初からすぐ払えるように用意していればいいのに・・」と思い、満員電車では「あの人がもう少し中に入ってくれれば楽なのに・・」と思い、車を運転していれば「何で前の車はあんなに車間をあけてんだ。ほら、1台割りこまれたじゃないか!」と思ったりします。
こうして「自分の思い通りに動いてくれない」他人のために、朝から晩までイライラしながら過ごすことになります。
会う人会う人が、自分の望み通りの行動をとってくれると、初めて気持ちが落ち着くのです。
でも「自分の気持ち」を、全然知らない人や「自分では変えられない何かに委ねている」のは問題です。

自分の思い通りに、他の人が動いてくれることを最初から「期待しない」でいると、今日という日が割といい一日に感じられことでしょう。
そればかりか、案外みんな「いい人」なのだと気づきます。
まずは、どんなことも人の所為にしないで「自分の責任」だと思うことですね。
人の所為にしても状況は良くなりませんし、自分の責任だと思うことで、何事にも前向きに対処することができるからです。