自分の心をコントロールする最高の手段とは

「一生懸命に働いて財産もできたが、この頃なぜか空しさを感じる・・」
「何のために働いてきたのか、最近それが分からなくなってきた・・」
そう言って、落ち込んでいる中高年の人がたくさんいます。
自分はこれから何をやりたいのか、死ぬまでに何を実現したいのか、という目的や夢がはっきりしなくなったからでしょう。
人生の目的は、私たちに「生きる意味」を与えてくれます。
人生の目的が、信念と勇気を与えてくれ、逆境を乗り越えていく時のエネルギー源になってくれます。
人生の目的を失って「命を絶つ」中高年のかたが多くいることを考えますと、人生の目的の持ち方ひとつで、私たちの一生は全く違うものになってきます。

家族を抱え、必死でローンや教育費を払うために、必死でがんばっている30代~50代の方は、「したいことがない」「夢が持てない」「打ち込めるものがない」というようなことを考えている余裕はありません。
けれど、住宅ローンや子育てから解放される頃になると、「俺は何のために働いてきたのか?」などと考えだします。
必死に競争社会の中で頑張ってきたにもかかわらず、家庭内での評価は芳しくなく、自分が頑張ってきた意味が分からなくなってしまったのです。
それに加え、定年も見えてきて、人生の最終も感じ始めます。
だから余計に苦しむのです。

自分なりの「人生の目的」を早い段階で見つけておくことは、自分の心をコントロールする最高の手段なのです。